「いま日本の食生活はどの国もまねできないほど豊かですが、それにともなう“食の場面”に何故もっと気を配らないのか残念です。私の使命は、日本の人たちに本当の成熟した食文化を提案し続けることだと思っています。」
上田銀器工芸社長の上田耕造さんは、銀を打つときそのままに熱い思いをこう語ります。
16歳から師匠である先代に師事し銀器一筋に歩んできた上田さんの食器は、日本人ならではの緻密さと欧米に伝わる実用性と耐久性を兼ね備える完成された技で、見る人を圧倒する逸品です。社長の誠実な人柄と製品の美しさに惹かれ、親子にわたり愛用しているお客様も少なくありません。 |